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夢は「もう一つの自分の在り方」を教えてくれる夢は不思議なものです。
追いかけられたり、
懐かしい人が出てきたり、
ありえない場所にいたり、
声が出なかったり。起きた瞬間はリアルなのに、少しすると忘れてしまいます。
多くの人は夢を「意味のないもの」「脳の整理」として扱います。
しかし、心理療法の世界では、夢はとても大切な体験として扱われています。特にゲシュタルト療法では、夢は「無意識からのメッセージ」というより、
今の自分の在り方がそのまま表れた体験として理解されます。夢は、もう一人の自分が語っている物語とも言えるんです。
■ 夢は「意味」より「在り方」を表している
夢を見ると、多くの人はこう考えます。
「この夢はどういう意味?」
「何かの暗示?」
「調べたら分かるかな?」もちろん意味を考えることも悪くありません。
でもゲシュタルト療法では、少し違う見方をします。それは、夢は「意味」よりも
世界との関わり方(在り方)を表しているという見方です。たとえば、
追いかけられる夢
→ 世界が怖く感じられている在り方閉じ込められる夢
→ 自由が制限されていると感じている在り方声が出ない夢
→ 自分を表現できていない在り方つまり夢は、頭で説明できない感覚的な「生き方の習慣」を、そのまま見せてくれているのです。
■ 夢の中のすべては自分の一部
ゲシュタルト療法の夢のワークでとても大切な考え方があります。
それは、夢の中に出てくるものはすべて自分の一部だということです。
怖い人
嫌いな人物
動物
建物
暗闇
物
空間どれも「外側の何か」ではなく、
自分の中にある側面として扱います。たとえば怒っている人物が出てきたら、
それは表現されていない怒りの部分かもしれません。逃げている自分がいたら、
人生のどこかで避けているものがあるのかもしれません。夢は、自分の中にあるけれど普段は見ない部分を、やさしく見せてくれる場所なのです。
■ 夢を「体験し直す」と何が起こるのか
ゲシュタルト療法では夢を解釈するより、
夢をもう一度体験することを大切にします。夢の登場人物になって話してみる。
夢の物になってみる。
その場面を身体で感じてみる。これは想像遊びではなく、
自分の中の分かれていた部分に声を与える行為です。すると、不思議なことが起こります。
怖かったものの意味が変わったり、
抑えていた感情が少し動いたり、
自分の中の緊張がゆるんだりすることがあります。夢のワークは、自分の内側の対話を取り戻す時間でもあります。
■ 夢と身体はつながっている夢を思い出すと、身体にも反応が出ることがあります。
胸がぎゅっとする
呼吸が浅くなる
喉が詰まる
お腹がざわつく
体がこわばるこれは偶然ではありません。
夢は頭の中の出来事ではなく、
身体に残っている体験が映像として出てきていることも多いからです。夢の人物として動いたり、声を出したりすることで、
忘れていた感情やエネルギーに身体からアクセスできることがあります。この意味で夢のワークは、
身体ごと自分を取り戻すプロセスとも言えます。■ ユング心理学との違い
ユング心理学では、夢は元型や象徴からのメッセージとして理解されることがあります。
これはとても深くて豊かな視点です。
ただゲシュタルト療法では、
夢の意味を先に決めることよりも、
体験の中で自然に意味が浮かび上がることを大切にします。意味は考えて見つけるものというより、
体験していく中で「そうなのか」と感じられるものなのです。■ 夢は自分との関係を取り戻す場
夢のワークの目的は、夢を正しく理解することではありません。
むしろ、
避けていた感情
怖れていた部分
止まっていたエネルギー
表現できなかった自分そうした部分と、もう一度関係を持つことです。
理解しようと急がなくてもいいのです。
ただ少し立ち止まって、
夢に触れ、
感じて、
対話してみるのです。すると夢は、ただの夜の出来事ではなく、
自分自身と出会う入り口になっていきます。夢は、まだ気づいていない自分との体験的な対話と言えるでしょう。
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