感情解放のワークについて(ボディサイコセラピー)

2024.10.10

sonomamaでは、ワークの初期段階で感情の解放を大切にしています。
これは多くのカウンセリングや心理療法にはあまり見られない、sonomamaの特徴です。

けれど「感情解放」と聞くと、「怖そう…」「自分にはできないかも」と身構えてしまう方も少なくありません。
そこで今回は、この解放の意味と背景をお話します。


■生き物の基本的な2つの機能

まず知ってほしいのは、心身の不調や悩みの根本には自由な感情表出の制限が関わっている、ということです。

生き物の基本的な機能はシンプルです。

  1. チャージ(食べる、呼吸する、刺激や感覚で感情を蓄える)

  2. ディスチャージ(運動や表現で放出する)

健康な状態とは、感情が10たまったら10を出すこと。
ためすぎても、ためなさすぎても、流れは滞ります。

  • ためすぎると → 便秘のように不満が残り、イライラが増します。
    ためなさすぎると → 下痢のようにエネルギー不足で、自分の意見がないように見えます。

心と腸の関係はホルモンや神経系を通して密接に結びついていますから、この流れの滞りは体格や表情にも現れます。
だからこそ、まずはエネルギーの流れを白紙に戻すことが必要なのです。


■解放が怖い理由

とはいえ、解放は怖いものです。
それは、自分を一度壊すような体験だからです。

例えるなら、粘土で作った作品を途中で壊すようなもの。
「やり直したい」気持ちと「もったいない」気持ちが葛藤します。

  • 既存の作品の上に粘土を足す(不満の上塗り=抑圧)
    一度つぶして作り直す(解放)

感情解放は、後者の選択です。
これは自分を否定する行為ではなく、むしろ今までの自分を尊重し直すプロセスです。


■なぜ初期に解放を行うのか

感情を中途半端に緩めただけでは、同じ悩みや痛みがぶり返すからです。
「ほとんど治った」状態では微細な抑圧が残り、それがまた増幅してしまうのです。

sonomamaでは、解放の基準を明確にしています。

動き・言葉(声)・感情が一致した、怒り・悲しみ・喜びの十分な表現
これで初めて「解放」と呼びます。

  • しくしく泣く=悲しみの解放ではないし
    イライラする=怒りの解放ではありません

多くの場合、男性は泣けない悲しみを怒りに、女性は怒れない怒りを悲しみに変換しています。
しかしそれでは本質的な解放になりません。


■本当に健康な状態とは

性能の良い添加剤を入れるより、まず詰まりを取って新車の状態に戻すこと。
これが感情解放の目的です。

このステップを十分に経てはじめて、次の段階・・気づきの心理療法で社会や人との関係の中で自分を満たす方法を育てていきます。
気づきのステップについては、また改めてお話します。

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