- 身体心理療法のルーツには、身体心理学・心身医学の父とも呼ばれるウェルヘルム・ライヒが発見した二つの重要な概念があります。
- それが「筋肉の鎧」と「性格の鎧」です。
- 前回は筋肉の鎧についてお話ししましたが、
- 今回はもう一つの鎧である性格の鎧についてお伝えします。

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◾️性格の鎧とは
性格の鎧とは、社会や他人に対して柔軟性を欠いた反応パターンを繰り返すことで、自分の自然な感情や欲求を抑える心理的防御のことです。
例えば、神経質、頑固、幼稚、無口、過度な受け身などてます。
これが強くなり過ぎると、現実との関わりを避けて非現実的な世界に引きこもることがあり、統合失調症と診断される方もいます。
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◾️筋肉の鎧との違いとつながり
• 筋肉の鎧:呼吸や筋肉の緊張を使って感情を抑える。
• 性格の鎧:思考や行動パターンを使って感情を抑える。
この二つは別々のものではなく、地続きの関係にあります。
子ども時代はあまり考えず身体で抑える(筋肉の鎧)が中心ですが、大人になると社会適応のための性格の鎧が形成されていきます。
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◾️形成のプロセス
1. 子ども時代
大きな感情を身体で抑える習慣が身につく。
2. 大人になる
社会や人間関係の中でうまくやるため、その上に性格パターンを構築。
3. 結果
本来の感情とは真逆の性格になることが多く、満たされないループにはまる。
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◾️なぜ苦しくなるのか
性格は本来、社会で自分を守るために必要なものです。
しかし、感情を抑えるために作られた性格を無理に続けていると、”リスクはないけれど満たされない”生き方になってしまうのです。
しかも、その性格のパターンが一見うまく機能していても、実は自分の素直な感情とは反対方向に働いていることが多いのです。
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◾️変化のためのアプローチ
性格を変えるためには、今の正しさや秩序をさらに強化するのではなく、一度脇に置くことが大切です。
そして、観察をしてみましょう。
• 失敗をどうしても避けたい場面
• 特定の人や場面に強く反応してしまうパターン
• 「好き/苦手」が極端に振れる関係性
これらに気づくことで、本当の自分の欲求に近づけます。
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◾️セラピーでの取り組み
一人で考えても、今の性格パターンの枠から抜け出すのは難しいものです。
sonomamaでは以下のような身体心理療法のワークを行います。
• 座布団を使ったワーク
• 夢を再体験するワーク
• 身体の感覚から欲求を探るワーク
こうした体験を通して、性格の背景にある本来の自分に気づき、柔軟で楽な人間関係を築けるようになります。
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◾️まとめ
性格は固定されたものではなく、形成プロセスを理解し、本来の欲求にアクセスすることで変化していきます。
「性格の鎧」を外し、軽やかで満たされた生き方へシフトしていきましょう。

