投影という当たり前のはたらき

2024.11.19

心理学を少しかじった人ほど、「それは投影だ!」という言葉を使いたくなります。

正直、これはほとんどの人が一度は通る道です。

実際にクライアントさんから

「この前、パートナーに “それ、お前の投影やぞ” って言ってやりました」

なんて報告を受けることもあります。もちろん、その言動自体がすでに“投影”だったりするわけですが(笑)

それくらい「投影に気づく」という経験は衝撃的なんですね。

◾️投影とはなにか?

投影とは

受け入れられない自分の感情や欲求を、他人のものとして見てしまうことです。

文字だけで読むと少し難しく感じますが、とてもシンプルな話です。

人は、自分の感情を通してしか他人の気持ちを理解できません。

例えば、私は愛犬アロ🐶に対して
「寂しいんやろなぁ」「ちょっと怒ってるな」「嬉しそうやな」
と自然に感じながら接しています。

それは、私自身が寂しさや怒り、喜びを持っているからです。
だからそれに気づきながら

  • 優しくしたり

  • 謝ったり

  • なでなでしたり

という行動ができるわけです。

アロには言葉がないにも関わらず、私は「きっとそう感じている」と思い込んで接している。
これが “投影” です。

つまり、
投影自体は良い・悪いではなく、ごく自然な心のはたらき なんです。

■なぜ投影が問題になるのか?

問題が起きるのは
「投影していることに気づいていない状態」 です。

自分の感情と相手の感情がごちゃごちゃになってしまい、
何でも「相手がそう感じている」と思い込んでしまう。

さっきの例で言えば、私が投影に気づかずにいると

アロが悲しんでる → アロが悲しみ過ぎている → どうしよう…

と“アロの悲しみ”ばかりを必死に考え続けてしまいます。
でも実は、悲しいのは自分なのに

自分の悲しさに触れていないから、いつまでたっても心配事が減らないのです。


■投影に気づくということ

だからこそ大切なのは

「投影している自分の気持ち」に気づくこと

です。

他人に見えているその感情は
自分の心のどこかにある“本当の姿”かもしれません

もしそれが「見たくない」「あってはならない」ような感情であれば、
それは人生のどこかで

「こんな感情は持ってはいけない」
「そんな自分になってはダメだ」

と抑えてきたものかもしれません。


■投影のワークとは

「自分はいつからそんな風に感じるようになったんだろう?」
と自分の内側を丁寧にたどっていくこと。
これが 投影に気づき、自分の人生を取り戻していくワーク です。

まずは、
自分の本当の気持ちに触れ、自分の人生を生きてみましょう。

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