身体心理療法の系譜― ライヒから現代のソマティックへ

― 身体心理療法(Body Psychotherapy)の系譜 ―「身体は言葉よりも先に真実を語る。」― Wilhelm Reich身体心理療法(Body Psychotherapy)は、心の問題を「

原初的欲求と社会的欲求の統合 ”回復のあとに起こる揺らぎ ”について

セラピーを続けていくと、ある時期に「もう大丈夫」と感じる瞬間があります。感情が流れ、エネルギーが戻り、生きる力が蘇ったように見える時期です。しかしその直後に、再び人間関係でつまずいたり、衝動的な恋愛や

姿勢と心 ― トラウマが身体に刻むも

姿勢を気にする方は、とても多いです。「猫背なんです」「反り腰なんです」「首が、膝が・・ずっと痛いです」最近では、スマホやPCの影響、デスクワークの姿勢などがよく原因として挙げられています。しかし、セラ

苦しみを避けるほど癒やされない構造

■ 逃げるという防衛人は、つらい出来事に直面したとき、「感じないようにする」ことで自分を守ります。呼吸を止め、身体を固め、笑ってごまかし、考えすぎたりして、感じる事を麻痺させるのです。これらはすべて、

【食いしばりと目の不調】 口を閉ざした身体の記憶

神経系が「安全」を思い出すとき■ はじめに・歯の食いしばりが酷いんです・目の奥が痛いんです・原因が分からないまま視力が落ちていくんですという相談を受けることは日常です。こういう方は、歯医者に行っても「

トラウマに共に向き合う  身体が覚えているつながりの記憶

モーリッツィオ・スチューピージア(Maurizio Stupiggia)という方がいます。彼はイタリア出身の心理療法家であり哲学者。ミラノ大学医学部の客員教授として教鞭をとりながら、身体心理療法の学派

【対面】関西在住30代男性/希死念慮、生きづらさ、抑うつ、絶望感

-継続セラピー後のアンケートより-Q. セラピーの中で印象に残っている出来事や言葉はありますか?A.誰にも言えない事を話せた事。「心」が存在すると分かった事。感情をありのままに出せた事。Q. 身体の状

「五層一核」 感情の奥にある“真の心”とは

■ はじめに前回のコラムでは、「鎧」というテーマを通して、心の抑圧や防衛がどのように身体の緊張として形づくられるかを見てきました。使命エネルギーと3つの鎧はこちら☜鎧とは、過去の痛みや恐れを受け止めな

生命エネルギーと3つの鎧

統合のプロセスとしてのからだフロイトの弟子であったヴィルヘルム・ライヒ (1897–1957)は、当初は言葉や思考による洞察を通して無意識を解放しようとしていました。しかし彼は臨床を重ねる中で、心の抑

トラウマの回復は、心だけではなく「全体の回路」で起こる

トラウマは何か強烈な体験だけをイメージしがちですが単なる「出来事」ではなく、その瞬間に身体と心が処理しきれなかった反応のことを指しています。ですから、回復とは、感情を“理解する”のではなく(知っただけ

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