【食いしばりと目の不調】 口を閉ざした身体の記憶

神経系が「安全」を思い出すとき■ はじめに・歯の食いしばりが酷いんです・目の奥が痛いんです・原因が分からないまま視力が落ちていくんですという相談を受けることは日常です。こういう方は、歯医者に行っても「

トラウマに共に向き合う  身体が覚えているつながりの記憶

モーリッツィオ・スチューピージア(Maurizio Stupiggia)という方がいます。彼はイタリア出身の心理療法家であり哲学者。ミラノ大学医学部の客員教授として教鞭をとりながら、身体心理療法の学派

トラウマの回復は、心だけではなく「全体の回路」で起こる

トラウマは何か強烈な体験だけをイメージしがちですが単なる「出来事」ではなく、その瞬間に身体と心が処理しきれなかった反応のことを指しています。ですから、回復とは、感情を“理解する”のではなく(知っただけ

「わからない」にとどまることが道をひらく

はじめにセラピーの中でも日常の中でも、人はよく「わからない」と口にします。多くの人はそれを「良くないこと」「停滞」と感じますが、実はそうではありません。心理学や身体の仕組みから見ても、「わからない」は

親の心が癒されると、子どもは本来の人生を生き始める

このテーマは、実際の臨床の現場でも 最も重要なテーマのひとつ だと感じています。個人の性格や、悩み、苦しさは、その人が生きてきた歴史です。そして、その歴史の根源には、親や家族との関わりが深く関係してい

トラウマは身体に刻まれる

■トラウマは「心」だけのものではないトラウマは「心の傷」と考えられることが多いですが、実際には神経系や身体感覚に深く刻まれています。身体が覚えている反応ベッセル・ヴァン・デア・コルクの著書『身体はトラ

思考の解明〜0.5秒の真実と体の声〜

私たちは「考えてから動く」と思っています。「思考こそが自分を動かしている」と感じるのも自然なことです。でも、本当はそうではありません。神経は、思考が動き出すよりもずっと早く、体と感情を動かしています。

「安心を得るために、不満を模倣する心理」

■はじめに「母が嫌だったはずなのに、気づけば自分も母のように振る舞っている」カウンセリングやセラピーの現場では、こうした話をよく耳にします。不思議に思うかもしれませんが、これは心理学・身体心理療法の視

【ポリヴェーガルの実践③】(コンタクトのワーク)

さて、今回はボディーワーク3つ目のステップである「コンタクト」についてお話します。まず繰り返しになりますが、sonomamaのボディワークには次の3つの流れがあります。① 呼吸(感情)のワーク② 筋肉

【ポリヴェーガル理論の実践②】筋肉と思考の防衛を超えて、感情を動きで取り戻す

【ポリヴェーガル理論の実践②】筋肉と思考の防衛を超えて、感情を動きで取り戻す

 「筋肉と動き」のワークとは?sonomamaのボディワークには3つの柱があります:呼吸(感情)のワーク筋肉(動き)のワーク表情・声(コンタクト)のワーク今回はその中でも、筋肉と動きのワークに焦点を当

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