日常のあちこちで耳にするこの“自分”という言葉。
多くの人は、自分を成長させ、幸せな人生を送るために生きている…そう考えているのではないでしょうか。
けれど、ふと思いませんか?
そもそも“自分”って、何なのでしょう。
自分が何かもわからないまま、「自分をもっと良くする」と言われても、どこか変な感じがしますよね。
■人は変わり続ける存在
科学的に見ても、人は常に変化しています。
細胞は新陳代謝を繰り返し、原子や分子レベルでも構成要素は入れ替わり続けます。
脳神経細胞も更新され、記憶も完璧には固定されません。
一年も経てば、私たちは物質的には“ほぼ別人”です。
この視点に立てば、スピリチュアルな「すべてはつながっている」という世界観も、案外科学的な裏付けを持っていると言えるでしょう。
■自分という虚構
それでも私たちは「自分」を感じています。
では、その“自分”の正体は何でしょうか?
心理学では、これは”自己同一性(自我同一性)”と呼ばれます。
親や周囲から言われた言葉、社会で求められた役割…。
それらをペタペタと貼り付けてできた“名札”のようなものが、私たちの「自分」という感覚です。
つまり、自分は“実体のある何か”ではなく、言葉によって作られたイメージにすぎないのです。
■「やりたいこと」の落とし穴
もしこの自己イメージをそのまま前提に、「自分のやりたいこと」を考えるとどうなるでしょう?
それは脚本の中の登場人物が、与えられたセリフをただ演じ続けるのと同じです。
セラピーの現場で大切なのは、
-
・今の自己イメージを強化するサポートなのか
-
・それとも自己イメージを解体し、世界とのつながりを回復するサポートなのか
を見極めることです。
この方向性の違いは、人生そのものの方向を変えてしまうほど大きな意味を持つのです。
■言葉を超えるために
私が身体性に注目する理由はここにあります。
言葉だけのカウンセリングで満足を感じても、それは“役割演技が上達した”だけの場合があるのです。
身体感覚を通じて、言葉に縛られない領域に触れること。
そこから、本当の意味で“自分らしさ”とつながる道が開けていきます。
自分とは、あるようで、ないようなもの。
それを知ることが、新しい生き方の入り口になるのです。
salon Sonomama は、カウンセリングを中心に心身の不調の軽減を目指す、セラピールームです。
薬を使わず、心と向き合うことで心身の回復を促します。
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