不安が強い時や、
考え事が止まらない時。
頭の中では、
・未来の心配
・過去の後悔
・相手の反応
・「ちゃんとしなきゃ」
が、ぐるぐる回り続けます。
しかも、
「考えるのをやめよう」
とするほど、逆に止まらなくなることもあります。
そんな時、
ソマティック(身体志向)なアプローチでは、
まず
“思考を止めよう”
とはしません。
先に、
身体を「今ここ」に戻していきます。
◾️実際の臨床でも最初に行う「土台作り」
実はこれは、
実際の臨床でも、初期のクライアントさんに必ずお伝えする、とても大切な土台作りのエクササイズです。
身体心理療法では、
いきなり深い感情やトラウマへ入るのではなく、
まず、
・今ここへ戻れる
・少し安心を感じられる
・身体感覚を持ちながら居られる
という“土台”を育てていきます。
この土台がないまま、
無理に感情へ触れてしまうと、
逆に苦しくなったり、
圧倒されたり、
思考だけが暴走してしまう事もあります。
だからこそ実際のセラピーでも、
「自分へ介入する前に必要なこと」
として、まずこの感覚を育てていきます。
◾️① 呼吸を少しずつ深める
まずは、今の呼吸を感じます。
・吸っている
・吐いている
・胸やお腹の動き
・鼻を通る空気
を、ただ感じる。
無理に深呼吸しなくて大丈夫です。
そこから少しずつ、
「吐く息」を長めにしていきます。
身体が
「あ、少し力を抜いてもいいかも」
と感じるくらいで十分。
頑張って緩めようとしなくて大丈夫です。
◾️② グラウンディングする
次に、
身体が支えられている感覚へ意識を向けます。
・足裏
・椅子
・床
・背中
など、
“触れている感覚”を感じます。
不安が強い時、
意識は未来へ飛びやすい。
だからこそ、
身体を「今ここ」に戻していきます。
◾️③ 視界が戻ってきたら、五感へ
緊張が強い時、
人は視野が狭くなります。
これは身体が
“危険を探している状態”
だからです。
でも少し落ち着いてくると、
「あれ、視界が広がってきたかも」
という瞬間があります。
そこから、
五感へ意識を切り替えていきます。
◾️例えば…
視覚
・光
・色
・空間の広さ
・木の揺れ
聴覚
・遠くの音
・風の音
・生活音
触覚
・服の感触
・空気の温度
・椅子の感覚
嗅覚
・部屋の匂い
・外の空気
味覚
・口の中の感覚
・飲み物の余韻
ポイントは、
「分析する」
ではなく、
“ただ感じる”
です。
◾️あら不思議
さっきまで頭の中を埋めていた、
・不安
・焦り
・考えすぎ
が、少し遠くなる事があります。
消えるわけではない。
でも、
“思考だけの世界”
から、
身体が戻ってくる。
これがとても大切です。
神経系が安全を感じ始めたサインでもあります。
◾️身体が安心すると、思考も静かになり始める
不安や思考のループは、
単なる「考え方」の問題だけではなく、
身体がずっと警戒状態になっている事も多いです。
だから、
頭だけで何とかしようとするより、
まず身体へ、
「今は少し安全かもしれない」
を伝えていく。
これが、
実際の身体心理療法でも、深い介入へ入る前の大切な準備になります。
salon sonomamaでは、
身体心理療法をベースに、
不安、緊張、フリーズ、思考過多などに対して、
身体感覚を丁寧に扱いながらサポートを行っています。
完全予約制で、対面以外にもオンラインにも対応しております。
お気軽にご相談くださいませ。

