曖昧さを生きていい

ネガティヴ・ケイパビリティと世界の知恵私たちは日常の中で、つい「答え」を求めてしまいます。正しいのか間違いなのか。好きなのか嫌いなのか。やるのかやらないのか。白黒をはっきりさせれば安心できるように感じ

不安な未来と喜びの未来 ― 心と身体のちがい

私たちは、未来を想像して不安になったり、逆に楽しみに心が弾んだりする瞬間があります。けれど、その未来のイメージが「不安」になるか「喜び」になるかは、実は 心の状態 だけでなく、身体の反応 にもはっきり

「自動思考と投影 ― 無意識がつくる再演の舞台から降りる」

1. 思考は止められない ― 脳の仕組みとしての「再放送」私たちの意識は、目覚めている間は絶え間なく思考を生み続けます。これは意志の弱さや集中力不足のせいではありません。脳は本質的に予測装置として作ら

親の未完了-世代間連鎖

親も、私たちと同じようにいろんな過去を持っています。その中には、まだ整理できていない感情や、やり残した思いがあることがあります。たとえば─• 子どものころ、親(=あなたの祖父母)に愛されなかった気持ち

急に感情が動くとき 〜過去の記憶と体の反応〜

私はセラピストとして日々、人の心に寄り添っています。しかし、どれだけ経験を重ねても、自分自身の心の反応から完全に自由になることはありません。だからこそ、定期的にセラピーを受け、自分をクリアな状態に保つ

上の子には厳しく、下の子は可愛い ― その気持ちの奥で起きていること

朝食のテーブル。長男がお茶をこぼした。その瞬間、胸の奥がギュッと締めつけられる。「また…」という苛立ちが喉まで上がってくる。一方で、横で長女がご飯をポロポロ落としても、なぜか笑って「しょうがないなぁ」

思考の解明〜0.5秒の真実と体の声〜

私たちは「考えてから動く」と思っています。「思考こそが自分を動かしている」と感じるのも自然なことです。でも、本当はそうではありません。神経は、思考が動き出すよりもずっと早く、体と感情を動かしています。

言葉にならないものを聴く力 ― 良きセラピストの在り方について」

セラピーは“技法”によって成立するものではありません。どれほど知識を持っていても、セラピスト自身の在り方が整っていなければその技法は簡単に相手を傷つけるものへと変わってしまいます。では、成熟したセラピ

気づきと「今ここ」に在るということ

ゲシュタルト療法や禅などでよく語られる「気づき」や「今ここに在る」という言葉は、今では広く知られるようになりました。けれど実際には、その大切さは分かっていても「何を意味しているのか」がいまいち実感でき

セラピストのスキルー何もしないこと

セラピスト育成で大切にしてきたこと3年ほどセラピスト育成をしていたことがあります。参加していた方にはカウンセラーの方もいましたが、当時私が積極的に声をかけていたのは、心理療法や心理学の知識のない方の方

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